誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「好きだった」
……え。
た、高崎くん?
「梨乃が好きだ」
ジッと真剣な目をした高崎くんは、私を見てそう言ってくれた。
好き?
高崎くんが私のことを好き……?
信じられないようなその言葉は、私にとって嬉しい言葉だった。
高崎くんの告白に涙が出そうになったけど、それを我慢して高崎くんをジッと見た。
「好きだ。梨乃……」
再びそう言ってくれた高崎くんが顔を近づけてきて唇が触れた。
今度は頬なんかじゃなくて、ちゃんとお互いの唇が触れあった───‥‥。