誰にもナイショ♪ヒミツな関係
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「それはまたすごい展開だね」
昼休みいつものように真紀とお弁当を食べながら、昨日親から聞かされた話を真紀に話した。
案の定びっくりしている様子。
まぁ当然だよね。
私だってすごい驚いたんだから。
「お父さんについて行くって言ったと思ったら、私を友達の家に預ける!…だもん」
まったく困るよ。
食べおわったお弁当を片付け、横に置いてあるお茶を飲む。
「でも梨乃のことが心配なんだよ」
「うーん。まぁ、それは分かるんだけど」
「それにさぁ、その家に男の子がいたら梨乃も恋に目覚めるかもよ」
お茶を飲んでる時に言うから気管に入りそうになった。
なに言ってるの真紀は!
昨日も恋してないの…とか聞いてきたし。
そんなに好きな人がいないって変かなぁ?…なんて思ってしまう。
それに例えその家に男の子がいたとしても好きになんてならないよ。
だいたい居ないかもしれないし。