誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「た、高崎く……」
私は確かに悲しくて堪らない気持ちになったけど、いま伝えたいのは……。
「わたし……私、好き。高崎くんが好き」
顔を上げて高崎くんを見ると、自分の気持ちを伝えた。
「好きだから、私にも、キス……したのに、なんでって思って……っ」
「……目、赤くなってる」
スッと高崎くんの指が目元に触れた。
「俺のせいで、こんなに泣いたんだな」
苦しそうな表情を見せたあと、真剣な表情をした高崎くんは、私を熱い眼差しで見つめてきた。
「もう……泣かせない」
目元に触れていた手は、いつの間にか頭に触れていて、私をギュッと抱きしめてくれた。