誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「俺も嬉しい。梨乃が俺を好きって言ったことが」
私の耳元に顔を寄せて、甘く囁くような低い声で言ってきた。
「いまも梨乃は俺にドキドキしてるか?」
私の髪を優しく撫でてくる手に心地よさを感じる。
「前言っただろ?もっと、ドキドキしろって……」
もう……また。
高崎くんが耳元で囁くからビクッて震える。
「いつも、ドキドキしてるよ」
私は高崎くんにドキドキさせられてばかりだから……。