誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「梨乃の反応はいちいちカワイイ」
「た、高崎くんは……ずるいよ。私がドキドキすることばかり言うから」
さっきからドキドキされっぱなしの私は、赤くなった顔で高崎くんを見た。
ジィッと見上げると……。
「梨乃。上目遣いはドキドキするからダメだ」
ハァッとため息を溢した高崎くんが、大きな手で私の頬を包み込んできた。
「たか……」
「梨乃。もう一度言う」
「うん……」
ドキドキする胸を抑えながら高崎くんの言葉を待った。
真剣な眼差しを向けた高崎くんは……。