誰にもナイショ♪ヒミツな関係



はぁ…。
もう。びっくりした。


だって…ね?
高崎くんとバッチリ目が合っちゃうし。


廊下を歩きながらさっきのことについて考えていると…後ろから足音が聞こえてきた。




「上村!」


……え!?
近づいてくる足音と自分を呼ぶ声に立ち止まって振り返る。


するとそこには……さっきまで教室にいた高崎くんの姿が合った。


え。
なに?


私のこと呼んだのって…高崎くん?


混乱する頭でそんなことを考える。


でもなんで?
浮かび上がる疑問。


だって仲が良いってわけでもない。
普通のクラスメイト。



「ほら。これ」


高崎くんの声に顔を上げると目の前に思ってもみなかったものが見えた。

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