誰にもナイショ♪ヒミツな関係



「よく来てくれたわね」


玄関に入り迎えてくれた女の人はキレイな人だった。


…お母さんが言っていたお友達の人だよね?


「さぁ、上がって?」


靴を脱いで出されたスリッパを履くと、ドアの先の部屋に通された。


「いま飲み物でも出すからあそこのソファーにでも座っていて?」

「あ…はい」

「ゆうちゃんも居るけど気にしないでね」



…ゆうちゃん?
その言葉に疑問に思ったけど聞くこともできず、ただ、キッチンの方に消えていく女の人の後ろ姿を見ていた。



あ。
いけない。ソファーに座っているように言われてるんだった。


ボォーっと立っていた私はリビングのソファーに向けて足を進めた。

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