誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「あなたたち知り合いだったの?」
私たちの会話が聞こえたのか、女の人…高崎くんのお母さんがそんなことを聞いてきた。…。
持ってきた飲み物を私と高崎くんの前に置くと、高崎くんのお母さんもソファーに座った。
丁度テーブルを挟んだ向こう側に座っている。
「上村とは同じクラスだからさ」
「あら、そうだったの!」
さっきの質問に対する答えなんだろう。
高崎くんの言葉にびっくりしたように、私と高崎くんを高崎くんのお母さんは見た。
「じゃあ…ゆうちゃんも梨乃ちゃんも驚いたでしょ」
「上村が来るとは思わねぇだろ……なぁ?」
「う、ん…」
高崎くんの言葉に同意するように頷く。