誰にもナイショ♪ヒミツな関係
どうしたんだろう?
高崎くんを見ながら思う。
「あのさ、悪いんだけど…」
なんだか言いづらそうにしながら高崎くんは頭を掻いた。
なにかあったのかな?
「えっと…どうしたの?」
「ああ、それが……」
高崎くんがなにかを言おうとしたそのとき……。
──ピンポーン
インターホンの鳴る音が聴こえてきた。
それは、誰か来たことを知らせる音。
私が高崎くんを見ると
…
「ヤッベ。もう来たのか」
高崎くんは焦ったような声を出した。
「た、高崎くん?」
「わりぃ!」
恐る恐る声をかけると高崎くんはそう謝ってきた。
え?
本当にどうしたんだろう?