誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「上村って初々しいな」
私の長い髪を指に取って絡めながら高崎くんは言った。
「あ、あの……」
な、なにしてるの高崎くん。
なんで私の髪触って……。
「高崎くん。髪…」
「ああ。悪い」
パッと髪から手をはなした高崎くんは、フッと微笑んで私を見てきた。
「上村がカワイイからさ」
なんの抵抗もなく平然とそんな言葉を言ってのける高崎くん。
逆に、私は言われなれてない言葉に顔が熱を持ったように熱く感じる。