誰にもナイショ♪ヒミツな関係
頭の中で疑問に思いながら見ていると、パチッと高崎くんと目があった。
わわっ。
どうしよう!?
目があったことに慌てて、そらした方がいいのかアタフタしていると、高崎くんが微笑んできた。
その微笑みにドキンとしながら視線をそらして俯いた。
「梨乃、高崎くん見てどうしたの」
そんな私に真紀はそう言う。
「いままでは気にしてないみたいだったのに、急に見たりして」
そう、なんだよね。
この前、高崎くんのこと聞かれたときは、ただのクラスメイトって思ってたし、そう答えたのに。