誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「高崎くん。て…、手はなして…」
あまりにも近いその距離に耐えられなくて、手をはなしてもらうようにお願いする。
だって本当に、肩が触れあったままだから、ドキドキしてきて大変。
「このままでもいいだろ?」
「む、無理だよ!」
そう平然と言ってのける高崎くんに、慌てながら否定する。
もう…くっつきすぎて、心臓が持たないよ。
「た、高崎くん…。お願い。はなして…」
必死になってそう言ったあと、高崎くんの顔が赤くなった。
「高崎くん?」
赤くなった高崎くんを不思議に思いながら首を傾げる。