誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「上村。顔が赤いってことは図星だよな?照れてるんだろ?」
フッと笑いながら言った高崎くんの言葉。
私は恥ずかしさのあまり、頬に手を当てた。
心なしか、高崎くんの声の音色が嬉しそうに聞こえるのは……気のせい?
「それって……俺を、気にしてるってことだよな?」
グイッと肩を掴まれて、びっくりする私を、高崎くんの真剣な目で見てきた。
私の目をジッと見てくる眼差しに、顔の近さにドキドキしながら。
高崎くんが言った言葉の意味を考えていた。
私が高崎くんを、気にしてる……?