誰にもナイショ♪ヒミツな関係
なのに……いまの私は、高崎くんがすることにドキドキして赤くなったり、こんな自分に戸惑いを感じる。
自分のことなのに全然分からない。
そんなことを考えていると……。
スッと伸びてきた高崎くんの手が頬に触れた。
「……え?」
「そうだな。梨乃に触れたり、梨乃の近くにいるのは俺だけでいい」
──ドキン
また、だよ……。
高崎くんの発言にドキッてなった。
なんで……。
なんでこんなに私がドキドキすることばかり言うんだろう。