誰にもナイショ♪ヒミツな関係
*本当の気持ち
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ガヤガヤ
人の話し声や笑う声で朝の教室はうるさかった。
そんな中で私は……。
「はぁ……」
口からため息が零れていた。
このため息の原因は昨日の高崎くんのあの言葉……。
『もっと俺にドキドキしろよ』
高崎くんが発言したこの言葉、気がつけば頭の中で何度も繰り返し流れていた。
ドキドキなんて……十分してるのに、これ以上ドキドキしたら、私どうにかなっちゃうよ。
高崎くんの顔が頭からはなれない。
「はぁ……」
ずっと、高崎くんが頭の中にちらついてばかり。
「梨乃がため息なんて珍しい」
そんな私の様子を見ながら真紀が言った。