誰にもナイショ♪ヒミツな関係



それは……。


3時間目が終わった休み時間のことだった。


「高崎。また呼び出しだぞ!」


クラスの男子が言った言葉にドアの方を見ると、そこにはひとりの女子が立っていた。


「また、告白かよ!」

「ずりーよなお前ばっかり」


口々にクラスの男子がそう言う。

こ、告白……?


ドアの方から高崎くんに視線を変えると、高崎くんは女子と教室から出て行った。

その女子の顔は、これから告白するからなのか、頬が赤くなっていた。



そういえば高崎くんは、よく女子から告白されてたんだ……。


なんだろう。
なんか嫌かも……。


高崎くんが女子から告白されるなんて、いままでにもあったことなのに……。

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