誰にもナイショ♪ヒミツな関係
それがこんなに嫌だって思うなんてはじめての事だよ……。
もし……高崎くんがOKしたらと思うと、嫌な気持ちになった。
それを想像したらキリッと胸が痛んだ。
胸に手を当てて制服を掴んでいると……。
「高崎。返事どうしたんだ!?」
「高崎くーん。オッケーなんかしてないよね?」
教室に戻ってきた高崎くんが男女共に囲まれていた。
みんな口々に思ってることを口にしながら、高崎くんの答えが気になってるみたいだった。
もちろん私も、近寄れないものの、気になって仕方なかった。
「返事は……」
た、高崎くん。返事はなに……?