誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「もう!…なに?」
はぁ……。
まだ話があるの?
再びソファーに座って、お母さんの言葉を待つ。
「…だからね?
梨乃はお母さんの友達に家に預かってもらうことにしたの」
「……え」
ま!待って!!
…今なんて言ったの!?
頭が混乱してよく分からない。
なにを言ってるの?お母さんは……。
お父さんについて行くなんて言ったり…おまけに私を預ける!?
もーう!頭がついていかないよ!!
信じられない目でお母さんを見る。
「お母さん…それどういうこと?」
「だって、梨乃がこの家でひとりで居るのは心配でしょ?」
だったらついて行かなきゃいいのに……なんて思ってしまう。
「だから友達にお願いしたのよ。しばらくの間…預かってほしいって」
「そ、そんな勝手に…」