誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「高崎くん……」
「ん?梨乃どうした?」
ソファーに座ってる高崎くんに声をかけると、微笑みと優しい声で私を見てきた。
「夕食だよ」
思わずドキッとしちゃったけど、そう高崎くんに伝えた。
「ん、分かった。わざわざありがとな」
立ち上がった高崎くんは、手を伸ばすと私の頭を撫でてきた。
……わっ。
そんなちょっとしたことにドキドキしながらも心地よさを感じた。
「そ、そういえばなんで由利さんの声には反応しなかったの?聞こえてたよね?」
疑問に思ったそのことを尋ねると……。
「ああ。だってさ……梨乃に呼びに来て欲しかったんだよ」
微笑みを見せながら言った高崎くんにまた胸がドキンって鳴った。