誰にもナイショ♪ヒミツな関係



だから……。

だから、私もこの気持ちを高崎くんに伝えないといけないんだよね。



分かってはいるんだけど……。

自分の気持ちを相手に伝えるのって、すごく勇気のいることだから、中々踏み出せないでいる。


でも。

高崎くんが他の女子と付き合うことになったらとか考えると、胸が痛んで堪らなくなる。



「誰の告白もOKの返事してないんだから、告白するならいまだよ」



私の手の上に自分の手を置いてきて……


「梨乃の味方だって言ったでしょう」


ニッコリとした笑顔を見せながら真紀はそう言ってくれた。


< 93 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop