誰にもナイショ♪ヒミツな関係
だから……。
だから、私もこの気持ちを高崎くんに伝えないといけないんだよね。
分かってはいるんだけど……。
自分の気持ちを相手に伝えるのって、すごく勇気のいることだから、中々踏み出せないでいる。
でも。
高崎くんが他の女子と付き合うことになったらとか考えると、胸が痛んで堪らなくなる。
「誰の告白もOKの返事してないんだから、告白するならいまだよ」
私の手の上に自分の手を置いてきて……
「梨乃の味方だって言ったでしょう」
ニッコリとした笑顔を見せながら真紀はそう言ってくれた。