誰にもナイショ♪ヒミツな関係
「あ、ありがとう真紀」
真紀は私の一番の友達……ううん。親友だよ。
私が高崎くんを好きだって気づけたのは、真紀のおかげでもあるんだから。
そう思いながら、私も真紀に笑顔を返した。
──ガサッ
ん?
その音に後ろを振り返って見たけど、誰かがいたわけではなかった。
あれ?
……気のせい?
それとも校舎の影にいて見えないだけとか……?
まぁ……そんなに気にすることでもないか。
そう思った私は真紀と話を再開した。