誰にもナイショ♪ヒミツな関係
高崎くんは抱きしめている腕を緩めると、私の肩に手を置いてきた。
顔を上げれば高崎くんの顔が見える。
「もうコクったのか?」
……な、なに。
なにを言っているの?
高崎くんの言いたいことが分からない私は疑問でいっぱいだった。
コクった……ってなに?
「……好きな奴にコクったのか?」
真剣な表情をしながら聞いてくる高崎くん。
好きな奴って……。
私の好きな人は“高崎くん”で、まだ……告白はしていない。
なのに……。
なんで、そんなことを聞いてるの……?