ギャルな私を愛してほしくて ~黒ギャル、本気の恋~
「えっ!? いや、
何でもないよ。
お腹が空いてさぁ~
頭がボーっとしてるねん。

化粧水?いいなぁ!!
今度買いに行こうかなぁ。」


私は由梨にばれない様に
明るく振舞った。


「じゃあ、私用事あるから。
また明日ね。」


そう言って、一方的に電話を切った。



私は、携帯を持った手を
だらんと落とし、
その場に立ち尽くしていた。




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