先生の隣
ぶつぶつ独り言いいながらカフェへ戻ると
すでにホットレモンティーとアイスミルクティーが運ばれていた。
圭介はカップをくるくる回しながら
「どうしたの?あんなに必死になって(笑)」
わかんない。
なんか無性に追い掛けなきゃって思った。
…なんて彼氏に言えないか。
一応、先生男だったし。
「なんか叩かれたのムカついたからね〜つい」
…って先生ごときに悩む必要なくない!?
男でも女でも先生は先生じゃん。
「すごい勢いで出て行ったもんね。そんなに痛かった?」
圭介は私の頭を撫でた。