先生の隣

ぶつぶつ独り言いいながらカフェへ戻ると

すでにホットレモンティーとアイスミルクティーが運ばれていた。

圭介はカップをくるくる回しながら

「どうしたの?あんなに必死になって(笑)」

わかんない。

なんか無性に追い掛けなきゃって思った。

…なんて彼氏に言えないか。

一応、先生男だったし。

「なんか叩かれたのムカついたからね〜つい」

…って先生ごときに悩む必要なくない!?

男でも女でも先生は先生じゃん。

「すごい勢いで出て行ったもんね。そんなに痛かった?」

圭介は私の頭を撫でた。

 
< 14 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop