先生の隣
今の私ちょっとおかしいみたい。
「ごめん。私、帰るね」
アイスミルクティー代をカウンターにおいて早足に店を出た。
なに…
私おかしいよ。
桐原って奴むかつくのに…
頭から離れない。
あぁ…もう嫌。
「ゅんっ……潤!!」
ガシッと腕を捕まれ振り返るとなんともいえない表情をした圭介。
「圭介…ごめん、今日はひと」
「潤。何かあったの?俺には言えないこと?」
さっきの一連が頭をよぎる。
「ううん、何も。ただ疲れたから。ごめん」
圭介の顔つきが変わる。
やばい…この顔は束縛するときの顔。