先生の隣

「これでお互い様だよ!!私、これからは潤にめちゃくちゃ相談するからね!!覚悟してよ〜(笑)」

ありがとう…

「うんっ」

キーンコーンカーンコーン

1時間目が終わるのを知らせるチャイム。

「あ、終わった」

「次、数学か…桐原先生だ…」

「瞳、大丈夫?もう1時間ここに居る?」

瞳は激しく頭を横に振った。

「逃げても何もかわらないからね。私は授業出るよ!!…フラれたけど先生に会いたいし(笑)」

ガッツポーズをみせた瞳は痛々しかった。

でもその笑顔につられ私も笑顔になれた。

手を繋ぎ教室へと向かった。

 
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