先生の隣

ガシッと私の肩をわしづかみした。

「いたっ…」

「本気で言ってんの?」

いつも私が痛いとか言ったらすぐに謝ってくれるじゃん。

そんな怖い顔しないでよ。

「ごめん…。悪いとは思ってるよ」

「俺には潤しかいねぇんだよ」

圭介は私の肩から手をどかして座り込んだ。

「なぁ…俺のこと好き?」

「今…?…好きじゃない」

はっきり言っちゃったな(笑)

「昔は…好きだった?」

「えっ?」

その質問にはどきっとして動揺してしまった。

 
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