先生の隣
「ばり痛いんだけど!!なんなの!?あいつ!!!」
瞳は周りを気にしながら小さな声で話す。
「しっ!潤は声がおっきーんだよ(笑)先生、知らないの?」
先生?
あぁ、今の先生だったんだ。
そりゃ先生だったら怒るか。
「先生か…。女の子を叩くとは!!(笑)それにしても口悪かったよね〜」
「だって潤うるさいもん(笑)」
私は肩を上げ瞳の顎を下ろした。
「きゃっ痛っ!潤のばーかー」
その時ちょうど式が終わった。
「はいはい、ごめんね〜瞳ちゃん。教室戻りますよ〜」
「あぁ〜待ってよ潤〜」
私はズキズキ痛む頭を抑えながら体育館を出た。
あの先生、何なんの!?
今度会ったら文句言ってやる!!
先生の第一印象は最悪だった。