Magic Rose-紅い薔薇の少女-
何が貴方をそこまで歪めたの?
「雷神よ天の制裁を!」
「なっ!?」
「焼け落ちるがいい」
どうしよう!!
――ローズ!
ローリエ!
――ヒントを一つ。
貴女は時間(とき)の魔女よ!
え!?
どういうことなの!?
ローリエ!?
ローリエからそれきり返事はなかった。
私が
時間の魔女?
時間の……魔法?
うまくいくかなんてわからない。
そもそも何が起こるかすらわからない。
けど、やってみる価値はありそう。
「天の時間よ戻れ!」
何も、起こらなかった。
やっぱり違ったんだ、何かが違ったのよ。
でも何が?
「フッ、ハッハッハ!
お遊びはこれまでだヘルシオン!!」
ここで諦めるわけにはいかないのよ!
私は、皆の想いを背負っているんだから!
私のために死んでしまった、私のせいで死んでしまった人たちの死を、皆の想いを
台無しに、無駄にするわけにはいかないんだから!!
だからお願い!!