Magic Rose-紅い薔薇の少女-


「え、エルザ様!?」

「お母様いくらなんでもそれは早すぎないかしら!?」

「そうかい?
別にあと何ヶ月、何年後に結婚しようが
今結婚しようが大して変わりないだろう」

いや、確かにそうね……
ってそうじゃないわよ!!

確かに変わらないけど気持ちの問題とか色々あるんだし……。


「確かにそうですね……
と、いうわけだローズ」

「シャルディーー!?」

「わかりました」

「千里ーー!?」

誰か私派の人いないの!?
皆……皆して……

は!ローリエ!貴女は!?
勿論私と同じよね?

――早くローズの晴れ姿が見たいな

な、な……

「なんですってェェェ!」


「あの、エルザ、様、番人様なんか嘆いてらっしゃるんですが……」

「ハッハッハッ!何だかんだ言って嬉しいんだろ。
放っておいていいさ」

「そう、ですか……」


< 249 / 258 >

この作品をシェア

pagetop