Magic Rose-紅い薔薇の少女-


お母様がいて、伯母様がいる。

千里や万里、杏里さん、杏子さん、それから雷さん、響堵さん。

駆けつけてくれた水仙。


幸せを、感じる……。


旅をして、戦って、出会った人たち。

皆、私を支えてくれた。
だから私はここまでこれたの。

カルタスにも勝つことが出来たの。

もし、またカルタスの力が戻り、
何かを仕掛けてきても、

今度は平和的解決をしたい。

ずるいずるいヘルシオンを、私が引っ張っていかなくちゃいけない。

私は、今までのヘルシオンの人々とは違うの。


色んな人たちの悲しみ、記憶を見てきた。

だからこそ、私にしか出来ないことがあると思うの。

私はこれから時間の番人として仕事をしなくちゃいけない。
これからの未来、私が変えて見せる。


だから、もう少し支えてくれると、嬉しいです。


あれからローリエは出なくなった。
きっと、私と一つになってしまったの。

元は、一人だもの……。

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