Magic Rose-紅い薔薇の少女-


――ダカラ、コロス。
  ソッチノ方ガ、

  ……タノシイダロウ?


  千年カカッテ、
  ヤット見ツケタ。


  ワタシヲ、見ツケタ……。

  チャント生キテル
  意味ノアルワタシヲ……。

  『欲シイ……
   ワタシ、欲シイ』



「いくら寂しくても、アナタの犯した罪は大きい」

フワッと薔薇の花弁を散らす。
花弁は徐々にカノジョを傷つけていく。

カノジョの頬や、手足、色々な所が切れて行く。

「ずっト千年一人ボッチ……」

身体から血が流れても、カノジョはお構い無し。

カノジョの寂しさに比べたらきっとなんてことない痛みなのね。

「タエラレル?
誰モ助ケテクレナイノダヨ?」

私の身体も浮き、場面は空に変わる。
青空だ……。

「だから……」

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