Magic Rose-紅い薔薇の少女-


でも、それは私のネックレス!

バッと棘を操り、エクセディに攻撃をする。

然し、エクセディは余裕の笑みで意図も簡単に棘を消した。

そんな……。

「悪いですわね。
ここ最近魔法を使い始めた甘ちゃんとは違うのですわ」

確かに、私は最近まで自分に魔力があることすら知らなかった。

だけど……!

「ワタクシ達に勝てるなんて甘いコト考えちゃダメですわよぅ?」

「エクセ……!」

「ご~きげ~んよ~う」

消えた……。


嘘でしょう……?

私はその場に座り込んでしまった。


私の探し物、
全部全部、彼女(エクセディ)が持っていたなんて……。


――ドクンッ

何!?頭の中に映像が……?


――『……て、……す…………て』

私はその声を聞き、受け入れることにした。

< 93 / 258 >

この作品をシェア

pagetop