Magic Rose-紅い薔薇の少女-
でも、それは私のネックレス!
バッと棘を操り、エクセディに攻撃をする。
然し、エクセディは余裕の笑みで意図も簡単に棘を消した。
そんな……。
「悪いですわね。
ここ最近魔法を使い始めた甘ちゃんとは違うのですわ」
確かに、私は最近まで自分に魔力があることすら知らなかった。
だけど……!
「ワタクシ達に勝てるなんて甘いコト考えちゃダメですわよぅ?」
「エクセ……!」
「ご~きげ~んよ~う」
消えた……。
嘘でしょう……?
私はその場に座り込んでしまった。
私の探し物、
全部全部、彼女(エクセディ)が持っていたなんて……。
――ドクンッ
何!?頭の中に映像が……?
――『……て、……す…………て』
私はその声を聞き、受け入れることにした。