強さ、時々弱さ〜アナザーストーリー〜



「出かけるなら鍵くらい
閉めろっつの…」




少し寂しくなって
思いっきり階段を駆け上がる。




でもなんだか





なんだか胸の奥で
モヤモヤしていた。




母さんが今まで
鍵も閉めず、メモも残さずに
家を出たことがあっただろうか…




それに高校生の姉ちゃんの
バックがなぜか
ソファの上に置いてあったのも
気がかりだった。





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