大好きなキミの隣に
「詩乃!?
どうしたの!?」
教室から出たら神川にあった。
神川は詩乃を見て顔を真っ青にしていた。
とりあえず詩乃を保健室に連れていき美由のもとに向かう。
「嬉しいなぁ!
京真から会いに来てくれるなんてぇ。
美由も会いたいと思ってたんだぁ!」
ニコニコ笑ってる美由にムカついた。
詩乃に怪我させて笑ってる?
ふざけんな。
「美由…説明しろよ。
なんで嘘ついた?
なんで詩乃に怪我させたんだよ」
俺が言った瞬間顔から笑みが消えた。
そして焦ったような顔をしていた。
やっぱり詩乃の怪我は美由がやったのか。
「なんのことかなぁ?
詩乃ちゃん怪我した感じぃ?
大丈夫?美由しんぱ…っ!?」
ドン!
俺は美由の顔の横に壁をおもいっきり殴った。
美由の顔が真っ青になる。
「また詩乃に怪我させてみろ。
ただじゃおかないから。
詩乃は俺の大切な…誰よりも大好きな女だ。
いくら幼なじみの美由でも許さない」