大好きなキミの隣に
早く詩乃のとこに戻ろう。
「京真くんどこいってたの?」
「ん?はい、これ。
喉かわくだろう?」
詩乃に買ってきたジュースを渡す。
「ありがとう!
京真くんって気が利くよね!」
そうか?
多分詩乃だからなんだろうな。
詩乃と話ながらだったからかあっというまに順番が回ってきた。
「観覧車…」
ふわりと笑う詩乃を見てドキドキする。
大丈夫か俺。
「キレー」
観覧車の中でも手を繋いだままの俺たち。
「私ね、観覧車のてっぺんでキスするの夢なんだぁ」
キス…してもいいかな?
そんなこと言ってるんだからいいよな?
期待してるけど…いいよな?
もうすぐだ。