大好きなキミの隣に
美由ちゃんと一緒につかわれていない教室にきた。
なんだろう。
嫌な予感がする。
「詩乃ちゃん」
美由ちゃんがにこりと笑って私を見た。
「京真と別れて?」
えっ?
「京真と分かれろって言ってんの!
あんたが京真の彼女?
笑わせないで!
あんたより美由の方が京真とお似合いなんだから!!
今すぐ京真と別れなさいよ、このクズ!!」
っ!!
美由ちゃん?
美由ちゃんがにこりと笑う。
今まで可愛いと思っていた笑顔が今は凄く怖い。
「別れなさいよ。
じゃないと美由、何するかわかんないよ?
痛い目にあいたくないでしょ?だから、さっさと京真と別れなさい」
美由ちゃんが怖い。
でも別れるなんて嫌。
せっかく気持ちが通じたのに。
別れたくない。