大好きなキミの隣に
「私は…」
「生意気なのよ」
美由ちゃんが言うと同時に私を力強く押した。
―がターン
押されたせいで机にぶつかってしまった。
「いた…」
弾みで頭をぶつけたらしく頭から血が出ていた。
「言ったでしょ?
何するかわかんないよって」
クスクス笑う美由ちゃん。
怖い!!
誰か助けて!!
「あんたなんか消えちゃえばいいのにね」
美由ちゃんが近くにあった机をおもいっきり蹴った。
机は私の足の上に倒れた。
「いっ!!」
痛みに顔を歪ませる。
「なんで京真はあんたなんか選んだんだろうね?
美由の方が可愛いのに」
言いながら私の足の上にあった机を上から足で押した。
「やっ!いた!!」
クスクスと美由ちゃんの笑い声が聞こえる。
美由ちゃんってこんな子だったの?
美由ちゃんは笑いながら『京真は美由のだから』って言って教室からでていった。
私もいかなきゃ。
でも足が痛くて動けない。
助けて…京真くん。