☆初恋☆
そんなことはお構いなしに、切り刻まれる服。
何も抵抗出来ないまま、全身の服を刻まれた。
そして…、暴行を受けた。
痛い、痛いよぉ。
ボロボロに泣いて、きっと目が腫れてる…。
助けなんて来ないし、人1人来ない。
刻み終わると、写真を撮られた。
「このこと、誰にも言うなよ?もし言ったら、こればらまくからな。野風西高に」
そう吐き捨てて、男達は消えた。
ピピピピー
携帯が鳴った。
着信:中原 涼介
中原だ…。
さっき番号交換したんだっけ。
ピッ。
「もし…もし…??」
『おい、お前今どこにいんだよ?帰ったら連絡しろって言ったろ?』
「わか…んない」
『はぁ?家じゃねえのか?』
「うん…」
『じゃあどこにいるのだ?』
「わかんない。中原…涼ちゃん、助けて?怖いよ…」
『どんな所にいる?何が見える?』
「路地裏って言ってた…。近くには…レンガの家がいっぱいある」
『分かった、すぐ行く。待ってろよ?』
「うん…」