☆初恋☆


「安心したんだよ?涼ちゃんがいてくれるって,実感したから」

「そっか」

「うん」

もう大丈夫だよね?

涼ちゃんが…いてくれるから。
でもこれは、不幸の始まりにしかすぎなかったんだ。


あれから、朝までぐっすり寝てた2人。

安心からか、眠気が一気に襲ってきて、朝まで寝ちゃってた。

「ん。あ…さ…?」

時計を見ると、6時を指していた。

涼ちゃんは、寝てるみたい。

あ…、寝顔…。

「可愛い」

私より可愛いであろう寝顔が、すぐ目の前にあった。

今日は…水曜日…。

学校だ…。

学校は好きだけど、外に…出たくないなぁ。

また誰かに…。

そう考えると、怖くて。

でも行かないと、みんなと一緒に進めなくなっちゃうし。

「誰が可愛いって?」

そ、その声は…。

「りょ、涼ちゃん。起きてたんだ」

「あぁ。お前が起きる少し前からな。ちなみに写真撮ったからな」

写真…?



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