☆初恋☆
「そうなんだ。じゃあ学校行けるね」
良かったぁ。
せっかく行く気になったのに、制服なくて行けないなんていやだもん。
お母さんに、ちゃんとお礼言わなきゃ。
「良かったな。あぁそれと、今日からしばらく俺の家に泊まれ。1人で帰すのは、心配だから」
「え…、でも…」
それはさすがに…。
「大丈夫。これは母さんの考えだから」
「でも…」
「いいって。どうせ帰っても1人なんだし。ここにいれば、少なくとも俺がいるしな」
それは…そうかもしれないけど…。
「なっ!納得したか?」
したはしたけど…。
あっ!!
「納得はしたけど、布団がないでしょ?」
「あぁ、それなら問題ない。俺のベットで寝ればいい」
「でも、そしたら涼ちゃんが寝る所がなくなっちゃうじゃん」
「大丈夫。一緒に寝れば、布団なんていらないだろ?」