☆初恋☆
「急がないと。また涼ちゃんに迷惑掛けちゃう」
急いで着替えて、荷物を持ち、下へと降りた。
「洗面所って、どこだろう」
優子さんに聞きに行こうっと。
多分、リビングだよね…。
コンコン。
がちゃ。
「水原、なんでノックしてんの?」
「一応。涼ちゃん、着替えてるかも知れないし?」
「俺はお前と違って、着替えそんなに遅くないから」
「すみませんね、遅くて。それより、洗面所の場所教えてくれない?」
「おぉ」
涼ちゃんは、洗面所まで案内してくれた。
それから…。
ピーンポーン。
「はーい」
そう言って、優子さんは玄関へ向かった。
「はーい。あら、香織じゃない」
「ごめんね、朝早く。萌いるかしら?」
その頃私は、顔を洗っていた。
すると、
「水原、何か香織さんの声がするんだけど」
「え?お母さんが?」
私は急いで、玄関に向かった。
「あら、萌ちゃん」