☆初恋☆
放課後、2人で涼ちゃんの家に向かった。
すると、涼ちゃんがいきなり。
「あのさ、もう涼ちゃんって呼ばないで欲しいんだけど」
「え!?なんで!?」
「子供っぽいじゃん?」
「だから私のこと萌ちゃんって呼ばなかったんだね」
「うん」
そう言うことか。
何か寂しいじゃん。
「じゃあなんて呼べばいいの?」
「苗字で…」
「分かった。じゃあ、中原。私のことは好きに呼んで」
「おぉ、サンキュ。ここだよ」
話しながら歩いてたら知らない間に着いてたみたい。
「母さん,ただいま」
「お,お邪魔します」
「涼介、お帰り。あら?そこにいるのは…萌ちゃん?」
懐かしい声…。声の主はもちろん…。
「ハイ!!お久し振りです、優子さん」
「あらあら、可愛くなって。香織によく似てきたわねぇ」
私のお母さんは、元モデル・現役女優として活躍している。
「ありがとうございます。すみません、突然来ちゃって」