☆初恋☆
「いなかったら悪いかよ!っていうか、いたら誘わねぇよ」
よかったぁ…。
軽く答えてくれた…。
「お前こそ、彼氏いねぇのかよ?」
あれま。
質問、返って来ちゃった。
「い、いないけど?っていうか、いたら寂しくないし?」
いるわけないじゃん。
好きなのは、中原なんだから。
ま、ずっと片思いだけど。
「そっか、そうだよな。お互い寂しいな」
「一緒にしないで下さい!!」
「一緒だろ?…小さい頃から、ずっと…な」
何?
どうしたんだろう、中原。
なんか寂しそう。
「どうしたの?なんかあったの??」
「べ、別に?なんでもねえよ(こいつ、鈍感だな)」
もちろん、私が中原の気持ちを知るのは、ずーっと先だけどね。
「夕飯,食ってくか?」
「ううん。今日は、家で食べる。っていうか、食事の面倒まで見てもらうわけにはいかないし」