無関心女の頭上に星は輝く



「おーい!空!」


奏太が弟を呼んだ。



…………が、気が付かない。



「あいつ、もはや病気だな。ちょっと待ってて。呼んでくるわ」



ダヤそうにしながらも、奏太は空太のもとに小走りで駆け寄って、








頭を叩いた。





ちょっと強めに。



まわりに音が響いて、みんなが振り向くくらいの強さで。




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