無関心女の頭上に星は輝く



「痛いね」


「だね……」


別に叩かれたのはあたしたちじゃない。


でも、頭が痛いような気がする。


ついつい頭に手が伸びる。




「連れてきたぁー」



うん、強制連行とも言う。




「は、っは、初めまして、中島空太です」



カミカミ……




あまりにも噛むもんだから、


―何だこの子は!



って思ったような気がする。



「えっと、広瀬星可です」


取り敢えず自己紹介。



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