無関心女の頭上に星は輝く



「なんですか?先輩!」


どうしてこんなにこいつの目はキラキラしてるんだろう……………じゃなくて、



「頼むから学校では、あんまり大声であたしのこと呼ばないで!」



すると……




シュン……



みるからに落ち込んだ。





だぁぁぁ゛ー、調子狂う




「あたし、目立つの嫌いなの」


いいわけのように付け足す。



「……もう、先輩は目立ってますよ」



んなことは知ってるよ!


「とにかく、呼びたくなったら近くに来て、小さな声で呼んで!」



「ブー」


あきらかに不貞腐れてる。



「ブーっていってもダメ。大声で呼んだらシカトします」



ここまで言うと空太は大人しく「はい……」と言った。




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