無関心女の頭上に星は輝く
「……本当に来てくれた」
ほぼ、放心状態。
「呼び出したのはそっち」
星可の言葉を聞いて、それもそうか、と一人納得。
「君が、大浦君?」
「うん、ってか聞かれるってことは俺のこと知らないんだね」
苦笑い。
まるではじめからわかってたみたいに。
「人の顔、覚えるの苦手で」
早く帰りたい。
星可にとって世間話に値するこの会話は、校長先生のマイクテストと同じくらいどうでもいい。