無関心女の頭上に星は輝く
「あいつは自分を見た目でしか判断しないような奴にはとことん厳しいからな」
思い出してみれば、この理由を使いはじめたのはかなり前。
高校に入ってすぐだったらしい。
「どうやって判断すんの?」
空太が気になったのはその判断基準。
「知り合いかどうか」
基準は案外低い。
でもその低い基準を越える人はなかなかいない。
「あいつは一目惚れを信じてはいない」
名言を言ったような気になる。