無関心女の頭上に星は輝く



「バイバーイ」



クラスの女子たちが、みんなに挨拶をしながら教室から出ていく。


いつもならあたしもこの中に入る。


だが今日は……


「「星可……」」



ニヤッ




ありさと奏太が星可の腕をつかんでニヤニヤと笑っている。




これはよからねことをたくらんでいる時の顔だ。




これは逃げるにかぎ……

「逃がさない」



逃げられませんでした。




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